顎関節症〜あごに違和感を感じたら〜
『口を大きく開けられない』
『何もしていなくても、あごに痛みを感じる』
『口を大きく開いたり閉じたりした時に、あごが鳴る』
・・・と、いった経験はありませんか？
もし、これらの症状に心当たりがあれば、顎関節症かも知れません。
顎関節症とは？
・口で噛むことをしたり、口を開いたり閉じたりした時に、アゴを動かす筋肉（咀嚼筋）に違和感を感じる機能障害
・顎関節からのガクガクとした雑音や痛みを伴う可動制限
これらを総称して顎関節症と呼びます。
顎関節症に悩む方は、女性に多く、年齢は10代後半〜20代後半にかけて最も多くみられます。
顎関節症の主な症状：4つのタイプ
①あごの関節にある、クッション（関節円盤）がズレる事により、口を動かす時に〝ガクガク〟と音が鳴る。
また、更にズレが大きくなると、食事の際などに痛みを感じる。
②関節には問題は無いが、下顎の筋肉が上手く動かない事により、こめかみや頬に痛みを感じる。
③関節が何らかの原因で炎症を起こし、動かすと痛みを感じる。
④あごの関節が年齢によって変形し、口を縦に大きく広げると痛みを感じる。このケースは高齢の方に見られます。
放置しておくと・・・
身体全体に、次のような様々な症状が出てきます。
【肩コリ、首のコリ、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、不眠、内蔵の機能低下、自律神経失聴症、うつ病…etc】
何故、この様な症状に発展するのでしょう？
噛む力というのは〝人の力の中で最も強い〟と言われています。
顎関節は頭蓋骨と密接な繋がりがあります。
この顎関節に歪みが生じると、強烈な噛む刺激が頭に伝わり、頭蓋骨まで歪む事もあるのです。
顎関節症の方に、自律神経失調症やうつ病に悩まされる方が多いのは、この為だと考えられます。
顎関節症の原因
①噛み合わせの悪さ
②食事の際に、片噛みによる顎関節の歪み
③パソコンやスマホを長時間に続ける事による、首の筋肉の緊張。
④精神的なストレスや緊張により、顎を噛み締めるクセがある …etc
顎関節症のセルフケア
片噛みをしない
咀嚼する際に、同じ場所で噛む癖がついてしまうと、アゴの左右のバランスが偏ってしまいます。
食事の際は、両奥歯でバランス良く噛む様に心がけてください。
顔のマッサージ
アゴや頬の筋肉が硬くなっていると、口の開きが妨げられます。
特に耳裏やアゴの下はリンパ詰まりを起こしやすい場所です。
マッサージでリンパを流しつつ、筋肉ほぐしながら血行を改善する事で、症状が改善される可能性があります。
また、首や肩のコリを起こす人も多いで、全身のマッサージも併せてされる事をオススメします。
オススメの顔のマッサージ→顎関節症のお悩みに
表情筋トレーニング
現代人は、せわしいストレス社会で生活しているので、無意識の内に無表情になりがちです。
表情筋を使わずにいると、アゴの筋肉も動かされないので、可動域が狭まってしまいがちです。
表情筋を動かす運動（いわゆる変顔トレーニング）は、明るい笑顔を取り戻すだけに留まらず、顎関節症の対策にも非常に有効と言えるでしょう。
ストレス解消
いわゆる日々のストレスが蓄積すると、何かの作業に集中している時や眠っている間などに、奥歯を噛み締めてしまう（＝食いしばり）癖のある人は多いようです。
これは〝クレンチング症候群〟と言われており、は、顎関節症・歯の摩耗・知覚過敏・肩コリなど様々な弊害を引き起こします。
その対策に最も効果的なのはストレスの解消なので、リラックス出来る時間を持ち、精神的なゆとりを持つ事はとても重要です。
・全身の筋力トレーニングやストレッチで、全身をよく動かして体をほぐす
・趣味など好きな事に没頭する時間を取る
・ゆっくりと入浴時間を取る
・アロマなどの香りや音楽を楽しむ
・森林や海・川など自然に触れる
・家族や友人・恋人などとコミュニケーションを楽しむ時間を持つ …etc
意識して筋肉を脱力させるのも効果的です。
姿勢を良くする
姿勢が悪いと、あごを突き出しやすくなり、負担がかかります。
姿勢を正して、首やあごにかかるストレスを軽減させましょう。
頬杖をつくのも避けたいものです。
うつ伏せ寝を避ける
うつ伏せは、首やあごへの負担が大きくなります。
なるべく、仰向けで寝られる事をお勧めします。
＊心当たりのある方は、手の付けられる所から初めてみてはいかがでしょう？
重度の障害については
重度の痛みや障害については、専門の歯科医や口腔外科医に相談されるのが良いでしょう。
マウスピースによる治療や薬物療法などの方法で改善されるケースも多いようです。
名古屋駅マッサージ
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