首のコリをの解消〜マッサージ選びの基準〜
『肩コリ』という言葉はよく耳にしますが、『首コリ』という言葉は普段、あまり耳にする事はありませんよね?
しかし、この『首コリ』にお悩みの方は、意外に多くいらっしゃいます。
スマートフォンやパソコンを見ることで、首を前に傾けて猫背の状態でいる時間が長くなった、という事に心当たりはありませんか?
SNSの普及によって、この流れは更に加速されたと言えるでしょう。
マッサージを受けに行かれた際に、首コリの状態を伝えて指で押して刺激はされるものの、スッキリ感が得られにくい。。
という経験はありませんか?
肩のみに施術を集中されて、首のほぐしを充分に施されていないからなのかも知れません。
マッサージされても首がスッキリしづらい原因
①リンパ詰まり
首という箇所は、リンパ詰まりを起こしやすい箇所でもあります。
首がリンパ詰まりを起こすと、皮膚が非常に硬直してしまい、指圧をかけても簡単にコリに届かないという状態になります。
このリンパ流しをせずに表面の硬さだけに合わせて力任せのマッサージを受けてしまうと、
『首を強く押された割には、スッキリ感は得られなかった。。』
『痛い割に効かないし、後でダルさだけが残った。。』
という悲しい結果になりがちです。
②コリそのものが非常に硬い
首コリは、胸鎖乳突筋(胸骨・鎖骨〜側頭骨・後頭骨を結ぶ太い筋肉)に出来る事がほとんどですが、コリは硬さや大きさなど、人それぞれ様々な違いがあります。
表面は柔らかいのに、奥の筋肉だけが非常に硬い、というわかりにくいコリ方をお持ちの人もおられます。
施術される際に首のツラさを訴えても、首には時間をかけずにあっさり流されて終わってしまうケースが、少なからずある様です。
③もみ返しやすい
首は凝りやすくも繊細な箇所なので、必要以上に強くされるとその刺激によって、痛みや発熱を伴う恐れもあります。
いわゆる〝もみ返し〟と言われるものですが、マッサージによって余計に辛くなってしまうという、本末転倒な結果を招いかねません。
こういった理由から、首の施術には恐怖心による苦手意識を持っている施術者も多く、サラリと流されて終わってしまう事が多いと言えます。
首コリのマッサージ選びの基準
首のマッサージ方法に充分な知識状態を持ち、ある程度の経験値がある方にお任せするのが無難と言えます。
またひと言で首コリとは言うものの、その症状や状態は人によって様々です。
従って、あなたの首の状態をしっかりとカウンセリングした上で、適切が処置をしてくれるお店を選ばるのが良いでしょう。
リンパを流しながらの施術
首の周囲(耳たぶの下・腋の下・鎖骨の上)といった箇所には、リンパ管の関所の様な役割を担う〝リンパ節〟があるので、首には老廃物が溜まりがちです。
リンパ詰まりによって皮膚が硬直している場合は、まずリンパ節を刺激して滞留した老廃物を流すと、表皮がとても柔らかくなります。
この状態で施術されれば、表皮が固まった状態では届きにくかった奥の筋肉がしっかりと捉えられるようになるので、マッサージされながら「あー、そこそこ!」という感覚が生まれます。
コリを的確に捉えての施術
首コリの主な原因は、胸鎖乳突筋の硬直によるものです。
ここを的確に捉えて施術をされれば良いわけですが、残念ながらそれが可能なお店は少ない様です。
なので、ただただマッサージ店巡りをしても徒労に終わりがちです。
ですが、それが可能なお店を意識して探されれば、あなたの希望に応えられるお店に早く巡り会える確率は上がる事でしょう。
特にお勧めは、体勢を横向きにさせて首を捉える施術をしてくれるお店です。
体を横にさせると、胸鎖乳突筋の状態が非常にわかりやすくなり、的確な施術を受けやすくなります。
もみ返しのリスクが少ない
首はもみ返しに悩まされやすい部位ですが、そのリスクを回避しながら、しっかりとコリをほぐすのが得意なお店もあります。
もみ返さない事も重要なポイントですので、お店探しの際には意識されてみてはいかがでしょう?