こむら返り(足がつる)〜睡眠時にも起きる!?〜
激しいスポーツをしたわけでも無いのに、夜、眠っている最中や、ちょっとした刺激で足が急につる、という経験はありませんか?
いわゆる〝こむら返り〟は、一般的には水泳やマラソンなどの後に起きると言われていますが、近年そうでない場合にも頻繁に起きる人が、増えてきているようです。
しかも以前は、お年寄りが悩まされる事が多かったのですが、最近は、若い人にも多く見受けられる様になりました。
こむら返りとは?
正式には〝腓腹筋痙攣〟と呼ばれます。
ふくらはぎの筋肉や神経が、何らかのストレスを受けると、硬くなって緩みにくくなります。
それによって、痛みを感じる症状を指します。
ハードなスポーツをした時、また逆に運動不足の時、栄養不足の時などに、起こりやすいのが特徴です。
こむら返りは何故、起こる?
我々の身体を支える筋肉は、伸びる時と縮む時のバランスを取って働きます。
このバランスを取るのに必要なシステムがあります。
人の筋肉は、脳からの指令によって動きます。
脳は、身体を動かす為に、神経を通して信号を送り、どれぐらい筋肉を伸び縮みさせるかを支配すています。
こむら返りは、この神経伝達の異常によって起こる〝異常収縮〟の症状なのです。
異常収縮の原因
①激しい運動などの発汗によって起こるケース
夏場などに激しい運動をすると、多量の汗をかきます。
すると、血液中のナトリウムやカリウムが欠乏し、筋肉が痙攣しやすい状態になります。
②仕事や長距離移動などで、同じ姿勢を取る事によって起こるケース
筋肉が長時間、固まった状態になると、神経伝達システムがONに入りっ放しになります。
すると、調整機能が故障してしまい、筋肉が痙攣を起こす場合があるのです。
*その他、血圧降下剤やインシュリン注射など薬の副作用によって起こるケースや、アルコールの飲みすぎ、女性は妊娠時に起こるケースもあります。
こむら返りの対処法
①ふくらはぎのストレッチ
膝を伸ばして座った状態で、つま先を掴んで引き寄せる。
アキレス腱をしっかり伸ばす事を意識して下さい。
②マッサージでふくらはぎをほぐす
スネの、膝下から足首にかけてのツボを刺激すると、乳酸が流れやすくなります。
③足をよく温める
冷えを解消する事で改善に繋がる事もあります。
足湯や湯たんぽをされると良いでしょう。
*その他、スポーツドリンクやバナナ、キュウリなどを摂取する事によって症状が起こらなくなる事もある様です。
心当たりのある方は、自分に合った方法を探されてみては、どうですか?
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