やる気のスイッチON!〜神経伝達物質ドーパミン〜

 日本人の意欲が低下している!?

〝草食系男子〟という言葉が使われる様になって久しい昨今。

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2014年の明治安田生活福祉研究所の調べによると、

*20代の男性で「彼女がいる」と回答したのは22.1%
*20代女性で「彼氏がいる」と回答したのは44.9%

女性の方が男性に比べ、なんと約2倍の人が恋愛相手がいる、という事になります。

つまり、30代40代さらにはそれ以上の世代の男性が、20代女性との恋愛をしているという結論に至ります。
〝年の差婚〟という言葉がよく聞かれるのも、無理はありません。
パワフルに女性を口説きにかかる、という男性は若い世代よりも、むしろ上の世代に多いわけです。

言い換えれば、日本人は次第に【活力・貪欲さ・ハングリー精神】が減少してきている、と言えます。

知性が重んじられるにつれ、本能が弱まっていく

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ヒトに限らず全ての動物には、種を絶やさぬ為に、子孫を残そうとする本能が備わっています。
この本能は、生命の危機に陥った時ほど強くなります。
逆に現代の様に平和な時代が続くと、ヒトは自然界の流れから離れ、人工社会の秩序に従って生きていく事が多くなります。

秩序に従った生活が当たり前になると多くの人は、無意識の内に『かくあらめばならぬ』という枠(=既成概念)に、必要以上に捕われてしまいます。
すると、〝自然に従った感性や動物的な直感〟よりも〝左脳型の思考〟が優位に立ちます。
こうして本能が軽んじられていくと、本来、人間に備わっている自然な力は弱まってしまうのです。

ちなみに男性は、女性よりも【社会の常識という名の枠】に捕われやすい傾向にあり、〝草食系女子〟ではなく〝草食系男子〟となる由縁はこの差にありそうです。

もちろん平和なのは多くの人々の願いであり、とても良い事ですが、こういった面でバランスの崩れが生じているというのも事実です。

こうした傾向は恋愛に限った事ではなく、仕事や勉強など、日々の生活にも直結してきます。
うつ病・無気力症候群の増加に比例して、活き活きとしたパワフルさ・やり甲斐を持って毎日を過ごす事は難しくなりがちです。

神経伝達物質ドーパミン

この様な状況を、脳科学的に分析すると、どのような状態になっているのでしょう?

ヒトの気分を大きく左右する三大神経伝達物質として、【ドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリン】があります。
この内、ヒトがパワフルな活力を持って生きていく事に、最も影響のあるのが報酬系の脳内ホルモン〝ドーパミン〟です。
物を取ろうとする様な些細な行動も含め、ほぼ全ての行動意欲を司る、非常に重要な役割を担う神経伝達物質です。

恋愛・仕事・スポーツなど何かに取り組む時、うまくいったり記録を更新したり褒められたりすると、誰でも喜びの気持ちを感じますね?

この時、分泌されるのがドーパミンで、脳は快感を与えられます。
そうなると、この快感を「また味わいたい」という意欲が生まれ、この繰り返しが人間の活力の素になっているのです。

ドーパミンの主な働き

・意欲の向上
・モチベーション(動機)を持たせる
・集中力を上げる
・疲労感や痛みの軽減
・ストレスを和らげる
・記憶力のアップ
・「嬉しい」「気持ちいい」といった快感を、脳に与える   …etc

『この後、あの人と初デート♡』となると、億劫な仕事もテンションが高いまま乗り切れた、という経験はありませんか?

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〝好きこそものの上手なれ〟と言われますが、ヒトは好きな事に関わったり取り組んだりする時にはドーパミンが分泌されるので、目を輝かせて活き活きとした気分になります。
この様に〝馬の前に人参をぶら下げる〟という状態こそが、ドーパミンの出番というわけです。

ドーパミンが不足すると

・好奇心やワクワク感を感じなくなる
・物事への意欲や関心が薄れる
・物忘れが激しくなる   …etc

といった症状が現れます。

ドーパミンを意図的に出す方法

行動後のご褒美を予め用意したおく。

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『今日は仕事の後に、マッサージの予約をしよう』
『この用件を今週中に片付けて、週末はピクニックに行こう』
『掃除が済んだらケーキを食べよう』   …etc

という具合に、後の楽しみを作る事で、意欲が掻き立てられます。

ToDoリストを作成し、済ませた事項は逐一消しこみしていく。

一つ一つ物事が片付いていくと、その都度、達成感を味わう事が出来ます。

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もし大きな目標があれば、徐々にゴールに着実に進んでいる実感も味わえるので、効果倍増です。
未来の事を考えて計画を立てる事は、脳にとても良い刺激になります。
この先の想像し未来を思い描く事で、気持ちが前向きになり、やる気のスイッチもONになります。

笑顔を作る練習を行う。

無理に笑うだけでも、ドーパミンは分泌されます。
さらに、気持ちのよい笑顔は周りの人を明るくさせ、その空気は自分自身にフィードバックされます。

但し、意外に思われるかも知れませんが綺麗な笑顔というものは、ほとんどの人は練習しないと出来ません。
毎朝30秒、鏡の前で笑顔を作るというのも、非常に効果的です。

いつもと違う道を通ったり、行った事の無い店を選ぶ。

普段の日常とは違う行動を取ることで、脳に新たな刺激を与えられ、ワクワク感が生み出されるきっかけにもなります。

更に、いつもと違う行動には大きなオマケもあります。
今まで知らなかった場所や人、物に出会うと新たな発見や感動があるので、つい周りの人に話したくなりますよね?
感動の共有が起こると、相乗効果によってワクワク感が、より大きく広がります。

お腹が空くまでは食べない。空腹感を感じるの時間を作る。

お昼ご飯を食べ過ぎて、『午後からの仕事が眠たくて仕方がない』というのは、ほとんどの人が経験されていると思います。
ヒトは満腹になり過ぎると眠たくなり、脳の働きは鈍くなります。

空腹の時間を作ると、ブドウ糖の代わりに脳にケトン体という物質が流れ、脳が活性化されるので頭が冴えて活き活きしてきます。

ドーパミンの原料を食事で摂取する

ドーパミン分泌の手助けとなる代表的なものは、たんぱく質です。
特にチロシンやレシチンといった栄養素が多く含まれる、大豆などの植物系のたんぱく質が最も理想的です。

サプリメントから摂取するのも良い方法ですが、植物系のみの原料でアミノ酸がバランス良く配合(アミノ酸スコア100)されたプロテインを選ばれるのがオススメです。

ドーパミンの落とし穴〜依存症〜

この様に、何かに取り組む時には必要不可欠とも言えるドーパミンですが、必ずしも良い事ばかりとは限りません。

物事に異常なまでの心が捕われ、やめたくてもやめられない、いわゆる〝依存症〟という状態です。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
・ギャンブル
・恋愛、ストーカー
・タバコ、麻薬
・過食症、拒食症
・過度な買い物   …etc

ドーパミンの過剰な分泌を抑制する働きがあるのは、三大神経伝達物質の一つ〝セロトニン〟です。
『この様な状態に陥っているかも?』と思ったら少し立ち止まり、セロトニンが分泌される行動をオススメします。

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